効率主義者の落とし穴。『あえての遠回り』がうつ病を治す近道だった

趣味に没頭している様子

無駄なものは一切排除して、効率的に生きていくことに憧れていました。

 

ゲームは時間の無駄だからしない。マンガも読まない、テレビも見ない。

本を読むなら、もっぱら実用的な本。小説は得られるものが少ないからほとんど読まない。

実際にそんな風に過ごしてきました。

 

ところが、20代前半でうつ病と診断されて休職することになってから、状況が変わってきました。

うつ病になって気づいたこと

例によって、診断されてからすぐにうつ病に関する本を読み漁って回復までの最短ルートを模索しました。

しかし、どの本も「ゆっくり休みましょう」というようなもので、焦りはつのるばかり。

なんかもっと効率的な治し方はないのかよ!イライラぷんぷん!と思いながら、焦って復職して悪化して退職なんてことを繰り返していました。

 

「こ、このままじゃ何も変わらねぇ…!」

 

ようやく気づいた私は、本に書いてあったことを素直に実践してみることにしました。

 

趣味でさえ敬遠していた

様々なところで書かれていたのが、「趣味に没頭してみよう」というもの。

よーし、趣味に打ち込むぞ!と意気込んだものの、そこで自分には趣味といった趣味がないことに気がつきました。

一般的に趣味といわれているものは時間の無駄に思えるようなものばかりで敬遠してきたのです。

 

「今さら新しい趣味を探すのもなぁ」なんて思いながらも、とりあえず小説を読んでみることにしました。

 

あれ?意外と面白いぞ…

 

小説の世界に入っていると憂うつなことを忘れられるし、大切な『気づき』をたくさん得られる。登場人物の言動に勇気づけられたり励まされたり。

自己啓発本では感じなかった類の、心がふと軽くなるような感覚を何度も感じました。

 

せっかくなので、本を読んだ感想を書くブログも始めました。そうすることで、さらに本を読む楽しみが増えました。

そして、ブログを始めてみたことでウェブサイトの構築にも興味を持ち、少しずつ知識を増やしていきました。

そんな風にどんどん趣味の幅が広くなっていったのです。

 

効率主義を捨てた結果

結果、趣味を持つようになってからストレスへの対処がうまくなったように感じます。

 

以前は何か問題が起こると自己啓発本などを読み漁って、その問題をいかにすぐ解決するかということばかりを考えていました。

そして解決策が見つからないと、ずっとそのことばかり考えて時間を浪費していました。

それこそ、時間の無駄ですよね。

 

今は嫌なことがあったら、まずは趣味に没頭して忘れることにしています。

そして気持ちを落ち着かせてから、ゆったり構えて解決策を模索してみる。そうすることで重大に感じていた問題が実はそうでもないことに気づけたりするのです。

 

今となっては、あえて遠回りするくらいの方がうつ病を治す近道なのではと思います。

また『完璧主義』についても同じようなことを感じています。

完璧主義を捨てて『ちょっとだけやる』ようにしたら道が広がった話
「完璧主義の人はうつ病になりやすい」と聞いたことがあります。 私もかつて、型にはまったような完璧主義者でした。 例えば「ランニングをしよう」と思っても、きちんとトレーニングウェアを着てランニングシューズを履いた状...

何も進んでいない気がして焦ってしまうときは「今は自分にとって必要な時間なんだ」と割り切って過ごすのもいいのかもしれませんね。