それって「うつ」かも…?私自身が見落としていた3つの症状

GW明けの新入社員

うつ病の症状と聞いてまず浮かぶのが、「気分が落ち込む」「食欲がなくなる」「眠れない」などの症状ではないでしょうか。

しかし、他にも様々な形で体はSOSのサインを出しているのです。

今回はその中から、私自身が見落としてしまっていたうつ病のサインを3つ紹介します。

1. 思考力の低下、物忘れ

最初は思考力の低下を感じていたのですが、「疲れているのかなぁ」なんて軽く考えていました。

しかし、時が経つにつれて物忘れも頻繁にするようになり、「若年性アルツハイマーなのでは?」と心配になるくらいにひどくなっていきました。

仕事で電話応対をしていても、相手が名乗った直後にその名前を忘れてしまったり、名前をメモしようと思ってもカタカナが出てこないような状態が続いたので、慌てて病院へGO!

大学病院で脳のスキャンまでしてもらいましたが、特に脳の異常はありませんでした。

結果、適応障害と診断され休職することになり、その数か月後にはうつ病と診断されました。

医師によると、思考力・集中力の低下物忘れもうつ病の症状として挙げられるそうです。

厚生労働省のホームページでも、うつ病の症状のひとつとして「思考力が落ちる」と説明しています。

2. 肩こりや体の痛み

以前は肩凝りとは縁の遠い人間でしたが、物忘れと並行してやたらと凝るようになってきました。

その後首も凝るようになり、ずっと湿布を貼り続けていないと座っているのも辛い状況が続きました。

体の痛みも感じるようになり、ひどいときは全身筋肉痛のような状態で歩くのも辛いほど。ピーク時は、週に3回ほど整体やマッサージに通っていました。

出費がハンパなかったですが、仕事で体がもたないので覚悟して通い続けていました。

その後休職中することになり、本などでうつ病について調べていく中で首や肩の凝り体の痛みもうつ病の症状のひとつであることを知りました。

厚生労働省のホームページにも、うつ病の症状のひとつとして「肩、背中、四肢関節などさまざまな部位が痛む」と記されています。

うつ状態が改善されていくと同時に体の痛みも和らいでいったので、心と体の関連性の深さを実感しました。

3. アルコール依存

私は元々飲み会以外でお酒は飲まなかったのですが、うつ病になる少し前から1人でも自宅で飲むようになりました。

最初は缶ビール1、2本程度だったのですが、徐々に量が増えていきピーク時は毎日350mlの発泡酒を6缶空けていましたから、完全にアル中状態でしたね…泣

後で調べてみたところ、精神科医の波多野良二氏によるとアルコール依存うつ病は医療現場で「ニワトリが先か卵が先か」と例えられるくらいに密接な関係があるのだそうです。

以下、懺悔と反省の意を込めて『うつ病とアルコール依存の関係』をまとめてみました。

『うつ病×飲酒』の3つのリスク&デメリット

1. 眠りが浅くなる

精神科医の波多野良二氏は、うつ病とアルコール依存の関係について次のように説明しています。

うつ病の人は、『早く眠りたい』『不安感をなくしたい』などの理由から、治療薬を求めるようにお酒を飲んでしまうことがあります。

しかしたくさんお酒を飲むと、眠りに入れたとしても眠りが浅くなりますし、一時的な気晴らしにはなってもうつ病は悪化します。

引用元:マイナビニュース

お酒を飲んで気が晴れると精神的にも良い気がしますが、実は逆効果だったのですね。

眠りにつけたとしても、眠りが浅くなって疲れがとれにくくなるのだそうです。

2. 抗うつ薬が効きにくくなる

アルコールとうつ病は、診療の現場では『ニワトリが先か卵が先か』と同じで、はっきりとしたことは分かりづらいことも多いです。

しかし密接に関係があり、アルコールを多量に摂取すると抗うつ薬があまり効かなくなるという問題もあります。

引用元:マイナビニュース

うつ病を患ってからアルコールに依存する場合と、それとは逆にアルコール依存症になってからうつ病になる場合があるようです。

お酒をたくさん飲むと、抗うつ薬があまり効かなくなってしまうのですね。

薬を飲んでいるときにお酒を飲んではいけないことは知っていましたが(知ってるなら飲むなよという話ですが)、具体的にどういう影響があるのかはよく知らないでいました。

3. 自殺率が高くなる

日本の調査では、自殺例全体のアルコール検出率は32.8%だという結果が出ています[※1]

自殺してしまった人のうち、3分の1の割合で直前の飲酒が認められたのです。

また海外の調査では、自殺未遂で救急病院を受診した人からは、約40%の人からアルコールが検出されています[※2]

軽い気晴らしのつもりで飲んでいても、取り返しのつかない事態に発展してしまうこともあるのですね。

[※1]伊藤敦子, 伊藤順通. 外因死ならびに災害死の社会病理学的検索 (4) 飲酒の関与度. 東邦医会誌 35: 194-199, 1988. [※2]Cherpitel CJ, Borges GL, Wilcox HC. Acute alcohol use and suicidal behavior: A review of the literature.Alcohol Clin Exp Res 28 (5 Suppl): 18S-28S, 2004.

禁酒・減酒の方法

私が実践した禁酒・減酒の方法を3つご紹介したいと思います。

1. 禁酒して得られる効果に焦点を当てる

禁酒というと我慢するイメージが強いですが、禁酒するからにはそれなりの目的や理由があるはずです。

「絶対禁酒!断固禁酒!」みたいに気合いを入れすぎると逆に飲みたくなってしまうので、私の場合は禁酒したら節約できるお金を具体的に計算してみたり、禁酒よって体調が良くなるイメージを思い浮かべるようにしていました。

2. その日に飲む分だけ買う

私は以前パックでまとめて買っていましたが、その日飲む分だけ買いに行くようにして徐々に量を調節していきました。

パックで買った方がお得だと思ってまとめ買いしていたのですが、1日1本だけでも本数を減らした方が結局安く収まりますからね…当然ですが。

3. 安いお酒は買わない

これは精神科の医師に言われたことです。

安いとガバガバ飲んでしまうので、「せっかくならちょっと高いお酒にして、どこの原産のものか調べてみたりしてこだわってみるといいよ」と勧められました。

医者がそんなこと言っていいの?なんてちょっと思いましたが、私の場合は多少は効果的でした。

適量だと体に良いといわれるお酒も、飲み方によっては命を落とす危険性もあります。

いきなりスパッと止めるのはなかなか難しいことだとは思いますが、早めに医師に相談するなどして、最悪の事態に陥るのだけは回避したいですね。

さいごに

その他のうつ病の症状は、「うつ病 こころとからだ」というサイトが分かりやすくておすすめです。

私は自身がうつ病になるまでは自分とは関係のない病気だと思っていましたし、知識も全くありませんでした。

しかし今強く思うのは、「うつ病に縁がないと思い込んでいる状態が1番危険」だということです。

他人事と思わず、体の異変を感じたら一度専門機関に相談してみてくださいね。

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