イチロー選手がアドラー心理学の境地に達している件

イチロー選手がアドラー心理学の境地に達している件

10年ほど前に読んだ『イチロー思考―孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫』という本を読み返していたのですが、興味深いことに気がつきました。

イチロー選手の言葉が紹介されている本なのですが、アドラー心理学の考え方にピッタリ当てはまるものが多かったのです。

ちなみに2004年に出版された本なので、アドラー心理学が日本で話題になる前のものです。

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交通事故への意味づけ

こちらは、イチロー選手が高校2年生のときに交通事故に遭い、1か月半松葉杖の生活を余儀なくされたときのことを振り返った言葉です。

「交通事故さえなければ、きっとピッチャーを目指していたと思います。

でも、事故のおかげで速い球が投げられなくなった。

結果的に打者としてプロを目指すきっかけをつくってくれたのは、この交通事故なんですね。」

まさにアドラー心理学の『本人がどのような意味づけをするか、どのような価値を与えるのか』が大切だという考え方を学んだところだったので、「なるほどこういうことかー!」と感動してしまいました。

もし自分がイチロー選手だったら、不調が続いているときの言い訳に使っちゃうかもなぁ…「あのとき事故さえ遭っていなければ」みたいな。

『人が求める理想』を求めない

「第三者の評価を意識した生き方はしたくない。

自分が納得した生き方をしたい。」

「これから僕がしたいことっていうのは、自分の理想を求めることなんです。

決して人が求める理想を求めない。人が笑ってほしいときに笑わない。自分が笑いたいから笑う。

カメラがこう向いているからといって、笑顔がほしいと言うからって、そんなことで僕は笑わない。」

カッコよすぎですね。惚れるかと思いました。

こちらのシビれる言葉を目にしたときは、嫌われる勇気の『「あの人」の期待を満たすために生きてはいけない』という章を思い出しました。

他人に承認されることばかり考えていたら、誰の人生だか分かったもんじゃないですもんね。

イチローが満足する基準

「自分にとって、満足できるための基準は少なくともだれかに勝ったときではない。

自分が定めたものを達成したときに出てくるものです。」

こちらも『人生は他者との競争ではない』という章の内容に当てはまります。

誰と競争するわけでもなく、ただ前を向いて歩いていけばいいんですよね。車の運転中だって、横ばっかり気にしていたら事故しちゃいますし。

以上、3点ご紹介しました。

こうやって自分自身だけでなく、色んな人の言葉や行動と照らし合わせながら心理学を学んでみるのもなかなか面白いものですね。