うつ病のときにおすすめの本まとめ【シチュエーション別】

うつなときにオススメの本

これまでこのうつノートの中で、うつ病のときにヒントをくれそうなおすすめの本をいくつか紹介してきました。

これまで紹介していない本も含めて、うつ病のときや負の感情が渦巻いているときにおすすめの本を11冊紹介します。

うつ病について知りたいときにおすすめの本【2冊】

いやな気分よ、さようなら

抑うつを改善し、気分をコントロールするための認知療法について書かれている本。

自分の認知の歪みや、心が軽くなる考え方を学びたいときにおすすめです。

この『いやな気分よ、さようなら』を読んだうつ病の患者さんの70%が、他の治療を併用することなく4週間以内に改善し、3年後でもその良い状態を維持していたのだとか。

認知療法・認知行動療法はうつ病治療に効果的で、うつ病の患者さんに認知行動療法を行なったところ、1年後に7割の方が『無症状』になったという慶応大学の研究結果もあります。

関連 認知の歪みとは?10パターンの実例について考えてみた

「うつ」だと感じたら他人に甘えなさい

「うつ」だと感じたら他人に甘えなさいの表紙

精神科医の和田秀樹さんが書いた本。自己嫌悪に陥ってしまっているときや、医学的にしっかりうつ病についての知識を得たいときにおすすめの一冊です。

うつ病のメカニズムやうつ病になりやすい人の思考パターン、ストレス耐性を上げる方法などを解説してくれています。

私は『心が強い人』というと、何事にも屈しないメンタルの持ち主をイメージしていたのですが、うまく他人に頼って上手にストレスを回避できる人が現代に適応した強い人だという考え方を学びました。

関連 メンタルが強い人とは、どんな人か

頭や身体がスッキリしないときにおすすめの本【1冊】

「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本

「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本の表紙

精神科医の西多昌規氏が書いた本。緊張した身体をほぐして、気持ちをゆったりリラックスさせる方法などを知ることができます。

睡眠の質を高める方法、気持ちのリセット方法なども具体的に紹介されているのでおすすめです。

マイナス思考が止まらないときにおすすめの本【8冊】

嫌われる勇気

嫌われる勇気の表紙

アドラー心理学について、ストーリー形式で学べる本。同じ事柄でも、考え方によって全く違って見えるということを教えてくれました。

また、「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよという言葉には大変助けられました。

過去や未来のことばかり考えていても、訳がわからなくなっちゃいますもんね。

関連 『嫌われる勇気』のアドラー心理学まとめ

ブレない人は、うまくいく。

ブレない人は、うまくいく。の表紙

『嫌われる勇気』にも共通する内容が多く、スッと心に入ってくる本でした。

特に私がタメになったと思うのが、こちらの3点です。

  • 相手に好かれるためだけの行動は、結果として好かれない
  • 褒められても批判されても、8掛けで聞く
  • 褒めてくれる人を探さない

この3つについては、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

『ブレない人』になるには?他人に惑わされず生きる方法
中谷彰宏さんが書いた「ブレない人は、うまくいく。: 迷わなくなる55の方法」という本を読んでみたのですが、久々にいい本に巡り合ったな...

怒らない技術

イライラを感じてしまうメカニズムや感情をコントロールする方法を、松下幸之助さんなど著名人のエピソードなどもまじえながら分かりやすく説明してくれています。

イライラを抑えつけるのではなく、考え方を少し広くするだけで気持ちがスッと楽になりました。

参考 松下幸之助に学ぶ『怒らない技術』

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉

アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉の表紙

先ほどご紹介した『嫌われる勇気』のもととなった、アルフレッド・アドラーの言葉を集めた本。

それぞれ見開きの2ページで完結しているので、なんだかスッキリしないときにペラペラめくってみるだけで何かしらヒントが得られたりします。

私が特に気に入っている言葉は、

遺伝や育った環境は単なる「材料」でしかない。

その材料を使って住みにくい家を建てるか、住みやすい家を建てるかは、あなた自身が決めればいい。

というもの。

人は『変わる自由』を持っているんだ」ということに気づかせてくれました。

道は開ける

先ほど紹介した『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』の言葉と似ていて、こちらでも「今日、一日の区切りで生きよ」という章があります。

一番心に響いたのが、

明日のことは考えるな。

明日のことは明日自身が考えるだろう。

一日の苦労はその一日だけで十分だ。

という言葉。

過去のことは過去に、明日のことは明日に任せて今この瞬間だけに焦点を当てるように意識したら、だいぶ心が楽になりました。

この考え方については、こちらのYouTube動画もおすすめですよ。

ソース

私たちにとって最善の行為は、決断をぐずぐず先に延ばすことだ」など、新たな考え方を発見をすることができました。

簡単に要約すると、ぐずぐずしてしまうのは「まだ時機ではない」「まだ行動のときではない」という心のサインであるそうです。

人は動けないでいるとき、頭の中で無意識に情報を収集・整理しています。なかなか動き出せないのは、まだその情報が整理しきれていない証拠。

私自身振り返ってみると、「決断力は正義!」みたいに気乗りがしない状態で無理やり見切り発車したときは失敗が多かった気がします。

失敗からの学びもあったので結果オーライではありますが、グルグル悩むのではなく建設的にきちんと自分の気持ちを整理する時間は必要だったなぁと思います。

自分では「何も進んでいない」「時間を無駄にしている」と思ってしまいがちですが、実はそんなときでも無意識に自然と進んでいたりするもの。

なかなか決断がつかないときは、自分にとって必要な時間なんだと割り切って、ゆっくり自分と対話するときがあってもいいのかもしれません。

一生折れない自信のつくり方

一生折れない自信のつくり方の表紙

うつ病のときって自己嫌悪に陥りがちですが、そういう状態で頭の中に浮かぶ自己イメージって本来の自分ではないと思うんです。

本当はもうちょっとイケてるはず。

こちらの本では自己イメージを高める方法なども紹介されていて、徐々に自信を取り戻していくことができました。

ちなみにこの本の著者である青木仁志さんのセミナーに行ったことがあるのですが、カリスマ感がハンパなかったです。

成りあがり

『成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集』

矢沢永吉さんが、28歳のときに書いた自伝。やたら暑苦しいタイトルなので根性論ばかりかと思いきや、とても理性的かつ知性的な内容で、愛読書がデール・カーネギーの『人を動かす』というのにも思わず頷いてしまいました。

矢沢永吉さんといえば『鋼のメンタル』を持っているようなイメージでしたが、許せないことや怖いこともたくさんあり、それをあえて背負って生きていく姿勢に非常に勇気をもらいました。

私自身これまで色んな本を読んだりして、過去の怒りや憎しみを消し去る方法を模索してきたのですが、怒りや憎しみがどうしても消えないならそのまま背負って進んでいくのもありかなとこちらの本を読んで感じました。

こちらの本、冒頭からこんな風に始まるんです。

オレは、昔のことを思い出すとマジになる。これは素晴らしいことだ。二十八歳。スーパースターと呼ばれ、所得番付に出るようになっても怒っている。怒ることに真剣になる。

矢沢永吉さんというと細かいことは気にしないイメージでしたが、読み進めていくと実はとても繊細な心の持ち主なんだなと感じました。

更に過去のことに関して、

いまでもね、酒飲んだ時、昔のこと考えると怒り出すよ。震えてくる。腹立って、こみあげてくる。

何歳になっても完全には人間的になりたくない。やっぱり、昔のことを忘れてない。あれを背負って生きてく人間でありたい。

オレは、すべてを上手にふっ切れる男になんかなりたくない。クールなんて言われたくない。

と語っています。

本って当然、著者によって主張や考え方が様々なのですが、こうやって自分に合った考え方を自分なりにパズルのように組み合わせていくのも面白いですよね。

おすすめの本まとめ

上でご紹介した本を読んでいて気づいたことですが、アルフレッド・アドラーの考え方がデール・カーネギーの本で引用されていたり、デール・カーネギーの本を矢沢永吉さんが愛読していたりと興味深い関係性もみえてきました。

単に読むのではなく、自分なりにこうやって考察を広げていくのも面白いなぁと感じています。