うつ病で休職した経験をもとに、休職直前・休職中・復職前にやっておいて良かったことを一覧にしてまとめてみました。
私の経験上の話ではありますが、休職中の方などはよろしければ参考にしてみてくださいね。
休職直前にやっておいて良かった1つのこと
1. 退職強要に屈しない
いきなりヘビーな話題で恐縮ですが、休職直前に関してはこちらの1点のみです。
私は適応障害(のちにうつ病)の診断が出て休職を申し出たときに、人事部長に呼び出され数時間にわたって退職強要をされました。
人事部長いわく、その会社では精神疾患で休職を申し出てきた場合は、退職してもらうのが通例とのこと。
裏切られたような気持ちになり辛かったですが、ここですぐに辞めてしまったら生活できなくなってしまうと思いなんとか耐えました。
結果、辞めずに休職することになったのですが、会社のブラックな面を再確認してさほど罪悪感を感じずに休職期間を過ごすことができたので、結果的に良かったと思います。
休職中にやっておいて良かった15のこと
1. 雇われずに生きる方法も模索してみる
私は休職し始めたころは悔しい思いでいっぱいで
「復職したら一発逆転して見返してやる!」
と意気込んで、仕事関連の本を読み漁ったりさらには企画書まで作成していました。
今思うとある種の「洗脳」に近い状態にあったのかもしれません。
ふと我に返って自分を客観的に見てみたら、寒気が止まりませんでした。
しばらくして我に返り、趣味などにも目を向けるようになったのでよかったですが、休職中そのままの生活を続けていたらずっと負のスパイラルから抜け出せずにいたと思います。
所属している会社のことばかり考えず、会社に雇われずに生きる方法なども模索するようになってからはだいぶ気持ちが楽になりました。
近年はフリーランス向けの無料サービスも充実してきており、個人でもどんどん働きやすくなってきています。
実際、私はその後フリーランス(個人事業主)として生計を成り立たせることができています。
休職中は、会社のことをうまく利用するくらいのマインドでいた方が精神衛生上良かったと思います。
2. 様々なジャンルの本を読む
普段は仕事に直結するようなビジネス書ばかり読んでいたのですが、休職中は小説など様々なジャンルの本を読むようにしました。
普段読まないような種類の本を読んでみると、思わぬヒントが得られたり、世界が広がっていくような感覚を味わうことができるのでおすすめです。
また、イギリスのサセックス大学によるとたった6分間の読書でもストレス解消の効果があるという研究結果もあります。
3.「無気力で当たり前」と開き直る
うつ病のときに不安や焦りは付き物ですから、病気の症状だから仕方ないと開き直ることにしていました。
うつ状態がひどいときに感じる不安の要因は、体調のいいときには特に気にならないことだったりします。
さらに、悩んだところで解決しないようなことが多いということに気づいたのです。
だったらそもそも不安に感じる必要ないし、それでも不安に感じてしまうときは病気のせいにしてサッサと逃げます。
これは妥協や諦めではなく、『見極め』です。
インフルエンザで熱が38度あっても、「一生熱が下がらなかったらどうしよう」と心配する人は少ないはずです。
私は休職中、超一生懸命自分の揚げ足取りをしていました。
落ち込んだりするたびに、
「ホラホラ!こういうとこがダメなんだよ!」
「こんなんだから病んじゃうんだよ!」
…なんて思っていました。
でも実際は、「『こんなん』だから病んじゃった」のではなくて、「病んじゃったから『こんなん』」だったんですよね。
確かに、気持ちが楽になるような物ごとの捉え方(アドラー心理学みたいな)もあるのですが、自分を否定しながら無理やり矯正するものではないと感じています。
特に、精神疾患と診断されたばかりのときは。
無気力になったり何もやる気が出なくなるたびに、「ああ、こんなんだから」だなんて自身の『性質』のように感じていましたが、実際はただの病気という『一時的な状態』だったんです。
うつ病のとき昼夜逆転してしまうのにも大切な働きがあるように、無気力になってしまうのも身体からの「たまにはオレにも休みくれや」というメッセージだったのだろうと今は感じています。
4. 「治療が必要な病気」あることを再確認する
うつ病に対して理解がない人は、「うつなんて甘え」「気持ちの問題だ」だなんてことを言いますが、果たしてそうなのでしょうか。
脚を骨折した人がフルマラソンを走れなくても、誰も文句は言わないはずです。
むしろ文句を言っている人がいたら、その人こそ病院に行った方がいいかもしれませんね。
しかし、まだまだうつ病に対する理解は進んでいるとは言えず、周囲の人の言葉に傷ついたりもします。「やっぱり甘えなのかなぁ…」なんて気持ちが落ち着かなくなります。
でも、うつ病は一時的な落ち込みとは異なり、医学的な治療が必要な病気。気合いでどうにかなるような『心の病気』ではなく、『脳の病気』だという考え方が一般的になっています。
医師などの専門家が「ゆっくり休んでください」と言っているのですから、それは必要な治療ですよね。周囲の無責任な言葉に惑わされないようにしたいですね。
うつ病も病気ですから、いずれ回復するときがきます。
ときには開き直って、ゆったり過ごしてみてはいかがでしょうか。
5. ストレス管理の知識を身につける
私自身、うつ病に関して医学的に正しく理解することで、余計な不安や心配を取り除くことができました。
最初は出所も定かではないネットの情報くらいしかうつ病に関する知識がありませんでしたが、休職してしばらく経ってからは、精神科医が書いた書籍などでなるべく正確な知識を得るようにしてきました。
すると不思議なことに、勉強すればするほど少しずつうつ病に対する恐怖心が和らいでいったのです。
今まで経験してきたざまざまな症状にもきちんとした医学的な原因が存在するとわかっていくうちに、『漠然とした恐怖心』が薄れていくのが分かりました。
今まで私は、『うつ病』ではなく『正体の分からない何物か』に怯えていただけなのかもしれません。
オバケだって、正体が分からないから怖いだけですもんね。
これまで具合が悪いときは、
「うおおー悪化してきた…!このまま悪化し続けて死んでしまうかもしれんー!」
と絶望的になっていたのですが、今は
「うーん、今日は曇りで気圧も低いし、光量が少なくてセロトニンも不足しているのだろう。とりあえず寝よ」
みたいに、楽観的になることができました。
無理に自分自身にポジティブ思考を植え付けるよりも、一歩引いて客観的に冷静にとらえる方がいいのかなと感じている今日この頃です。
少し余裕が出てきたら、専門家が書いたうつ病関連の本を手にとってみるのもおすすめです。
うつ病を正しく理解することで、余計な心配や不安を解消することができます。
私は休職中、精神科医の和田秀樹さん著『「うつ」だと感じたら他人に甘えなさい』という本にたくさんヒントをもらいました。
休職してからは、常に「強くなりたい」と思っていましたが、「他人に上手に頼ることができる人が、現代に適応した心が強い人である」という考え方を知り、それからは根性よりも柔軟性が大切なのだと学びました。
また、うつ病になりやすい人の思考パターンなども解説されていて、自身の現状を知るいいキッカケとなりました。
その他、おすすめな本は「落ち込んだときにおすすめの本まとめ」にて紹介しています。
6. 医療支援制度などを調べる
自立支援医療制度(精神通院医療)など経済的な支援制度がありますが、私はうつ病を患ってからしばらくの間、その存在に気づきさえしませんでした。
傷病手当金もあったため生活に苦しいということはなかったのですが、きちんと調べておくべきだったなぁと思います。
一度医療支援制度について調べてみると、経済的にも精神的にも余裕ができておすすめですよ。
7. 自己分析や適職診断をする
休職中はなるべく仕事のことは考えない方がいいのでしょうが、私の場合はなかなかそうもいきませんでした。
私は「絶対に仕事のことは考えちゃダメだ」と決め込んでしまうと逆にストレスになってしまうと考え、頭から離れないときは一旦それに従い、自己分析や適職診断をしていました。
私は結果的に、「復職に失敗したからといって人生が終わるわけではない、他にも道はあるんだ」という安心感を得ることができました。
8. 抱えている問題から一旦離れてみる
うつ病関連の本やサイトでは色んなところで「ゆっくり休んでくださいね」だなんて書かれていますが、どうしても焦ってしまいますよね。
私はよく、「他人事だと思ってノンキなこと言いやがって!キーッ!」だなんて思っていたものです。
でも焦って走り出して、うつ病が再発しての繰り返し。数年かけて、やっぱり焦りは禁物なんだなぁと痛感しました。
担当医から「夢中になれる趣味を見つけるといいですよ」とアドバイスを受けました。
実際に以前書いたように、趣味に打ち込むことで不安や焦りを和らげることができました。
現実逃避と言ったら聞こえは悪いですが、同じことをグルグル考えてしまうときには一旦趣味などに没頭して思考をリセットするのがおすすめです。
そして気持ちを落ち着かせてから、ゆったり構えて建設的に解決策を模索してみる。
そうすることで、重大に感じた問題が実はそうでもないことに気づけたりするのです。
9. SNSのキラキラ投稿に惑わされない
気分が落ち込んでいるときは、なんだか周囲の人がやたらと眩しく映ったりします。特にFacebookなどのSNSでは、毎日のように幸せそうな投稿が流れてきます。
「親友とランチに行ってきました」
「結婚しました」
「子どもが産まれました」
なんだか自分だけ取り残されたような気がしてしまい、さらに友人の幸福を喜べない自分を嫌になって、余計に自己嫌悪に陥ってしまったりもしますよね。
でも、そんな風に感じる人はとても純粋な心の持ち主なのだと思うのです。
以前、Twitterでこんなツイートを見たことがあります。
どういうモチベーションなのか全く理解できない pic.twitter.com/NJFU7IgnZZ
— 望月優大 HirokiMochizuki (@hirokim21) 2016年4月2日
この広告は、今のSNSのあり方を表したものなんだと思います。
多少の見栄を張って、『幸せアピール合戦』を繰り広げている人たちも多いのではないでしょうか。
もしかしたらFacebookには幸せそうな投稿をしておきながら、匿名ブログでは
「保育園落ちた 日本死ね!!!」
なんて書き込んでたりするかもしれませんね。
だから、キラキラ投稿を真に受けて落ち込む必要はありません。
自分は自分ができることから、コツコツとやっていけばいいのです。
10. ときどき自分を「うつ病カテゴリー」から解放してあげる
うつ病ってそれだけしんどい病気なのもあってか、「私は日本人です」「私は男性です」くらいに自分をカテゴライズしがちだよなと思うんです。
単なる病気であり一時的な状態でしかないんですが、一生変わらない性質みたいに感じてしまうことが私は多々ありました。
その原因の一つに、うつ病について真剣に考えすぎたというのもあるのかもなぁと最近思います。
元々は「うつ病について考えたことをメモしておこう」くらいの気持ちで始めたこのブログも、気づいたら「今日は何書こう」「もう○日も更新してないじゃん、このサボリ魔!」みたいに、自分を追い詰めていた部分がありました。
でも、ずっと『うつ病』でいると逆にしんどくなってくるんですよね。
例えば、とある女性がいたとします。
男性からみたら『女性』だし、夫からみたら『妻』だし、子どもからみたら『お母さん』だし、外国人からみたら『日本人』ですよね。
でも、全部365日24時間意識して背負っていたら大変なことです。
うつ病のときって元気でいちゃいけないような錯覚に陥りがちですが、楽しめるときはうまく立ち回りながら楽しむ。
ときどき自分が休職していることを忘れて、『うつ病カテゴリー』から解放してあげることも大切だと思います。
11. 今この瞬間だけに焦点を当ててみる
うつ病の症状が重いときは、この苦しみからずっと逃れられないような錯覚に陥ってしましますよね。
そんなとき私は、今この瞬間だけに焦点を当てることを意識していました。
苦しみがずっと続くような錯覚に陥っていると余計に不安になったり焦ったりしてしまいますが、『今日一日の区切り』で切りとって考えてみるとさほど苦ではなかったりもします。
あとで気がついたのですが、この考え方は色々な本に書かれていました。
『いま、ここ』にスポットライトを当てて生きるための言葉を、3冊の本から5つ紹介したいと思います。
明日のことは考えるな。
明日のことは明日自身が考えるだろう。
一日の苦労はその一日だけで十分だ。
毎日過去や未来の分まで苦労してたら、それだけで疲れちゃいますもんね。
過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。
今日一日の区切りで生きよう。
辛いときってそのときの苦しみが永遠に続くように錯覚しがちですが、実はそんなことないんです。
その日一日を淡々と乗り越えていったら、いつの間にか脱出していたりします。
楽観的であれ。
過去を悔むのではなく、未来を不安視するのでもなく、
今現在の「ここ」だけを見るのだ。
『嫌われる勇気』で注目を浴びた、アルフレッド・アドラーの言葉です。
今日一日を生きる。
今日を人生最後の日として生きる。
人生は今日という『点』の連続。毎日、今日を生きていれば自然と続いていきます。
明日のことは誰にもわかりません。
明日のことは、明日の自分が思い患うわけで、私たちにできるのは今日を生きることだけです。
悩んで苦しんでいても、次の日になったら自然と状況が一変していたなんてこと、私はよくありました。
うつ病の症状が重いときって、今の苦しみが一生続くような『錯覚』に陥ってしまいます。
でも、そんなときに今この場所だけ切り取って客観的に見てみると、屋根があるところでこうしてパソコンやスマホを使えていて、何ら困ることはなかったりします。
先のことばかり考えていても苦しくなってしまいますから、生きているのが辛いときは『いま、ここ』のことだけ考えて淡々と乗り切りたいですね。
この考え方については、こちらの動画もおすすめですよ。
12. いったん流れに身を任せてみる
休職して多くの本を読んでいく中で、「流れに無理に逆らわず、いったん身を任せて流れてみる」ことの大切さに気がつきました。
うつ病のときに昼夜逆転してしまうのにも理由があることなどを知ってからは、辛くてどうしようもないときは基本流れに身を任せるようにしています。
例えば船が沈没してしまい、海に身を投げ出されてしまった場合。
ジタバタ必死にもがいて力尽きるのではなく、流れに身を任せて体力を温存しておいた方がいい場合もありますよね。
力尽きたら、もうそこで動けなくなってしまいます。
でも、流れに身を任せてプカプカ浮かんでいたらいつの間にか島の近くまで流れ着いていたり、思わぬ角度から助けが来るなんてこともありそうです。
辛くて仕方ないときは無理にどうこうせず、いったんゆったり波に身を任せてみてはいかがでしょうか。
13. 休職していることを明かす人の線引きをする
これはどちらかというと『やっておいた方が良かった』方の部類に入るのですが。
私は休職した当初「うつ病だと分かって離れていく友だちなんて、本当の友だちじゃない」みたいに考えてわりと周囲にも隠さず話していました。
そのときはやはり「距離を置かれたな」と思うことが多く、そのままこちらから縁を切ってしまうパターンも多かったです。
しかし今になって考えてみると「離れていった」のではなく「どういう対応をしていいのか分からなくて自然と距離が空いてしまった」という方が多かったような気がします。
線引きをして、たとえ距離が空いてしまったとしても信頼し続けられる相手にだけ話すべきだったかなと思います。
また、ある程度線引きをしておくことで「あれ、この人にはどこまで話したっけ?」という事態も防ぐことができます。
14. 自分のせいにし過ぎない
「人のせいにするな」だなんてよく聞きますが、全て自分の責任にして背負いこむのもちょっと違うと思うんです。
「全部自分の責任として背負いこむのが美徳」みたいな考え方、まじ心に毒。
例えば、車の運転中に後ろから追突された場合。
そりゃずっとバックミラーを確認していたら自ら回避できたのかもしれませんが、後ろばっかり見て運転していたらそれはそれで危ないですよね。
元サッカー日本代表監督の岡田武史さんは、前任者が病気で倒れたため急きょ監督を任されました。
W杯で結果を出すまでは「監督にふさわしくない」と批判され、自宅に脅迫状が届いたこともあるのだとか。
精神的に追い詰められた岡田さんが、導き出した答えがコチラ。
「自分はなりたくて監督になったわけではない。だから、采配の結果がどうであれ、責任は自分自身ではなく自分を選んだ人間にある。
であるなら、他人の声や評判を気にすることなく、自分にやれることをやれるだけやろう。そのことだけに集中しよう。
それで結果が出なかったとしても、それは天が自分に与えた運命だ」
引用元: SWITCH――スイッチ
私はこの岡田さんの考え方を知ったとき、心がスーッと楽になる感じになりました。
岡田さんのこのような『プラスの開き直り』がなかったら、サッカー日本代表の大活躍も見られなかったのかもしれませんね。
なんでもかんでも自分の責任として捉えるのではなく、こうした割り切った考え方も必要なのだろうと思います。
15. 死なない
実にシンプルなことなのですが、うつ病のときは難しいことのように感じたりもしますよね。
私の場合は、休職中は常に「人生もう終わった」みたいな錯覚に陥ってしまい死ぬことばかり考えていましたが、今は自身を見つめ直すいいキッカケになったのではと思います。
気休めではなく。
休職→復職前にやっておいて良かったこと 2つ
1. 適度な運動で体力づくりをする
私は休職中は自分でもビックリするほど体力が無くなり、たまに外出するとヘトヘトでした。
しばらくして少しずつ活力がわいてきたときに『これじゃマズイ』と思って体力づくりを意識し始めました。
なるべく車は使わず徒歩や自転車で移動し、一時期は「そろそろアスリート目指せるんじゃないだろうか」と思うくらい運動していたのですが、それでも復職したときには毎日グッタリで体力不足を痛感しました。
体力はつけ過ぎて困ってしまうようなことはないので、しっかり運動しておいてよかったと思います。
2. きちんとした服装で1日を過ごす
私は休職したばかりのころ1日中パジャマで過ごしていましたが、復職前は家にいるときもきちんとした服装で過ごすよう心掛けました。
着替える気力さえないときは仕方ないと思いますが、身だしなみを整えると自己概念もアップする感じがしました。
復職後は1日スーツで過ごすだけでもなかなか大変だった(太ってキツくなったのもあるかも)ので、仕事中スーツを着る職種の方は一度1日着てみるのもおすすめです。
休職中に遊びに行く&飲み会って、あり?なし?
休職中に遊びに行くのって、なんだか罪悪感みたいなの感じちゃうんですよね…。
以前Twitterで、とあるツイートが話題になっていました。
鬱病で辞めていく部下が「なにもやる気が起きないんです……家にいてもずっと寝てて……」って言ってる割にネトゲにログインしまくっててオフ会まで主催してるんだけど、これ私がオフ会に参加したらどうなるのかしら。
— BSディム (@BS_dim) 2016年7月3日
会社としては病院からの診断書がすべてだからなにも言えないけど、「せめてもうちょっと上手く立ち回りなさいよ!!」って言いたいわ。
— BSディム (@BS_dim) 2016年7月3日
最初、ツイートを見たときは休職したことのある私でも、「ゲームにログインはわかるけど、オフ会主催はやり過ぎだろw」ってツッコみたくなりましたよ。
でも改めて自身の休職中のことを振り返ってみると、同じように思われても仕方ないことをしていたなと。休職中に、友人と飲みに行ったこともありますし。
ツイート主さんが「せめてもうちょっと上手く立ち回りなさいよ!!」っておっしゃるのもよくわかります。
いやだから、別に鬱病だからって何もしちゃいけないってわけじゃないし、好きなことをしてリラックスして過ごせばいいと思うけど、家でずっと寝てて喜怒哀楽の感情がなくなりましたみたいに言ってた割に「ニートになったったwww」とかSNSで言いながらオフ会主催するのは矛盾してるだろって話よ。
— BSディム (@BS_dim) 2016年7月3日
詐病だとは一言も言ってないわよ。ただ「家で天井を見てると…悲しくないのに涙が出て…何もやる気が起きなくて、ただずっと寝てるだけなんです…」って言ってたのに、直後に「クソ会社辞めたったw オッス!オラクソニートwwwオフ会やりまーーす!!」みたいなツイートを見た私の気持ちも察しろ。
— BSディム (@BS_dim) 2016年7月3日
ツイート主さんの気持ちもよくわかるのですが、ワガママなのは承知でいうとこの辺は「もうちょっとだけ踏み込んで考えてくださったら嬉しいな」って感じました。
そうやって開き直ってネタにすることで、なんとか自分を保っているところもあるんじゃないかなと思うんです。
私はツイート主さんのことも部下の方のことも知らないので、自分の経験に基づく推測ですが。
ただツイートにもあったように「うまく立ち回る」っていうのは大事なことだなぁと感じました。
休職中に遊びに行くこと自体はいいと思いますが、色々誤解されてしまうのも自分が損してしまいますもんね。
休職中に転職活動するのって、あり?なし?
普通は「いやいや、休職中に転職活動なんかしてんじゃねーよ!」って思われるでしょうが、休職中ってどうしても焦りばかりが先行しちゃうんですよね。
私は休職中にとある大手転職エージェント(R社)に登録してみたところ、「紹介したい求人があるので、一度面談に来てください」と言われ面談に行ったことがあります。
面談自体はとても和やかなムードで進み、具体的にいくつか求人を紹介していただきました。
しかしながら途中、休職中であることを明かしたところ、態度が急変。
それ以降一切連絡が来なくなりました。 まぁ当然といったら当然なのでしょうが。
そして数か月後には「紹介できる求人がないので、サービスを終了させていただきます」というメールが届き、一方的に退会処分となりました。
おそらくR社には、私に休職歴・病歴があることがまだデータとして残っていることと思います。 休職中は将来の不安ばかりが募るかと思いますが、本格的な転職活動は避けた方が無難です。
もしどうしても気になるようなら、あくまで自己分析をしたり転職サイトを眺める程度にしておいた方がいいかと思います。
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