トラウマを克服するには【トラウマと目的論】

トラウマを克服するには【トラウマと目的論】

トラウマに苦しむ牛さん

これまで「嫌われる勇気」をもとに何度かアドラー心理学について書いてきましたが、今回はトラウマとアドラー心理学の目的論についてまとめてみたいと思います。

トラウマになるような出来事があったばかりの方は「なにぬかしとるんじゃコラー!」と感じるかもしれませんが、長年トラウマに苦しんでいたり、トラウマをどうにか克服したいとお悩みの方は、サラッとでも読んでいただけると嬉しいです。

スポンサーリンク

アドラー心理学の「目的論」

例えばここに、ひきこもりの人がいるとします。

一般的に「ひきこもり」と聞くと

不安だから、外に出られない

のだろうと感じますし、本人もそう感じているかと思います。

しかし、アドラー心理学ではこれを

外に出たくないから、不安な感情をつくり出している

と考えます。

つまり「外に出ない」という目的が先にあり、その目的を果たす手段として「不安」という感情を生み出しているという考え方です。

アドラー心理学では、これを「目的論」といいます。

トラウマはそもそも存在しない

この目的論をもとに、アドラー心理学ではトラウマを明確に否定しています。

アドラーは、トラウマについての議論の中でこう語っています。

われわれは自分の経験による自分の経験によるショック ―いわゆるトラウマ― に苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである。

つまり、「出来事そのもの」ではなく「その出来事にどのような意味づけをするか」により、自分自身がどうあるかを選択しているということです。

さいごに

最初「嫌われる勇気」でこの目的論やトラウマについての部分を読んだときは、それこそ冒頭で書いたように「なにぬかしとるんじゃコラー!」という気分でしたが、数年たった今読み返してみたら意外とスッと心に入ってきたのでまとめてみました。

こういう本ってそのときの状況によって感じ方が変わるので、たまに読み返してみると面白いですよね。

【今回の記事で参考・引用した本】